3円モデル(スリーサークルモデル)の重要性について
私の小学校3年時(昭和41年)の願いは、以下のようなものでした。
『親子仲良く、いつ潰れても誰にも迷惑をかけない、社員と仲良く』
言い換えると、
● 「争いのない家族」:貧しくても楽しい我が家
● 「経済的に立ち行ける」:うまく経営できる(経営管理、マーケティング、生産)
● 「社員と仲良く」:うまく経営できる(人事・労務管理、人的資源管理)
小さい頃より家業(家具製造販売・小売)の躾を受ける中、 昭和37年に祖父が相談にのっていた建具屋の夜逃げの跡を見たり、昭和38年4月より始まった親子(2代目祖父と3代目父親)喧嘩の中、昭和40年に祖父母夫婦が出て行ってしまう、そして家業に従事する中、トラックの中等で社員の両親に対する様々の不平・不満を聞いていたためでした。
そして、母親の実家に農作業の手伝いに行った際に、母方の祖父から「俺は第2保証人になっている」と聞いたことがきっかけとなって、上記の言葉になったように思います。
上記の願いについては、ずっと心の中で悩み、対策案について考え続けてきたように思います。
そして3円モデル(スリーサークルモデル)と出会い、FBAA事務局長の武井さんの本を読む中、その悩みと対策について光明が見えてきたように思いました。
3円モデル(スリーサークルモデル)は、ファミリー、ビジネス、オーナーシップの3つの視点からバランスよくファミリービジネスをとらえ、その継続と発展を促進するものであり、その活用を促進していきたいと考えています。
※現在、家業は明治42年創業以来104年となりますが、弟が4代目として家業を継いでくれ、盛り立ててくれています。
Author Profile
慶應義塾大学商学部卒業(マーケティングを専攻)、早稲田大学システム科学研究所ビジネススクール修了
家業は創業107年の家具製造販売業。5歳の誕生日より2代目祖父母から家業の躾を受ける。その後、3代目と2代目の対立が表面化、事業承継含め家業経営の様々な側面と複雑さを経験する。現在は、地元金融機関出身の弟が4代目として家業を承継、順調な経営を進めている。中小企業支援のモットーは、「中小企業経営者の孤独や孤立・不安の解消を図り、経営の健全化と前身の力につなげよう」。大阪府よろず支援拠点サブコーディネーター、ひょうご産業活性化センター経営総合相談・事業承継相談窓口(火曜日担当)、ミライサポート専門家等も担当しながら、中小企業・小規模企業の経営支援を進めている。
現在、経営サポート研究所 代表、一般社団法人FBAAファミリービジネスアドバイアザー資格認定証保持者(フェロー)
家業は創業107年の家具製造販売業。5歳の誕生日より2代目祖父母から家業の躾を受ける。その後、3代目と2代目の対立が表面化、事業承継含め家業経営の様々な側面と複雑さを経験する。現在は、地元金融機関出身の弟が4代目として家業を承継、順調な経営を進めている。中小企業支援のモットーは、「中小企業経営者の孤独や孤立・不安の解消を図り、経営の健全化と前身の力につなげよう」。大阪府よろず支援拠点サブコーディネーター、ひょうご産業活性化センター経営総合相談・事業承継相談窓口(火曜日担当)、ミライサポート専門家等も担当しながら、中小企業・小規模企業の経営支援を進めている。
現在、経営サポート研究所 代表、一般社団法人FBAAファミリービジネスアドバイアザー資格認定証保持者(フェロー)