第14期FBAA認定講座を受講して|望月 俊輔

  1. 受講の経緯

    自身の業務に必要だと感じたからです。
    私は法人向け金融サービス会社に定年まで勤務し、設備リースや生命保険の販売を行なってきました。キャリア途中からGE Capitalに転職し、同社の経営ツールをお客様にご紹介・導入の支援していたこともあり、定年を機に独立。「経営リーダー伴走支援」として主に中小オーナー企業の経営者を対象に、人・組織中心の経営支援をしていました。たまたま星野佳路氏の書籍を読む機会があり、「ファミリービジネス」なる単語を発見。ネット検索したところFBAAとアドバイザーの認定講座があることを知りました。改めて気づいたのですが、独立前も後も、お客様の大半はオーナー企業ばかり。伴走型の支援をしていますと、経営の理屈どおりに、必要なテンポで進んでいない場面によく遭遇します。
    「どうしたら、前に進むことができるのだろう?」「何を支援していくべきなのだろう?」と日々考えていましたが、協会や理事・役員の皆様の書籍やガイダンスを受けるにつれ、「ここにヒントがある!」と確信しました。
    また経営者の伴走支援をしていくためには、一人で全ては不可能です。様々な方とのネットワークも構築したい、ということも受講の動機となりました。

  2. 受講の学びと気づき

    ①三位一体計画の重要性
    オーナー経営者はビジネス・オーナー・ファミリーの3つの顔を持っている。まず、それに気づいていない経営者が多い。気づいていても、ビジョンを可視化し、長期に計画し、何をしていくか明確でない経営者は、もっと多い。
    策定から実行までの支援を継続していくことが、自身のミッションであることを再認識しました。
    ②Trusted Advisorへの道
    クライアントから見て「信頼されるアドバイザー」になる為には、継続した学びと、同じ考え方・価値観を共有する専門家仲間が不可欠であることに気付かされました。同期メンバーや役員・フェローの皆さんも多士済々ですので、これからどのようにネットワークを作っていくか、楽しみにしています。
    ③「今」を逃さないこと
    沢山の事例研究からの学びは「後悔先に立たず」です。失敗事例に共通していることは、「あの時〇〇すべきだった」が必ずあることです。
    私も、どこかでクラインアトのペースに合わせている自分に気付きました。時に不快な顔をされても、真の意味でクライアントにとって大事なことは、必要なタイミングでしっかり伝えること。この重要性を学びました。

  3. 最後に

    フェローになって改めて気づいたことは、本当にFBAAは活発に活動しているな!ということです。手弁当で企画・手配をされている理事・役員・先輩フェローの皆様には頭が下がります。学びと出会いの機会は沢山ありますので、あとは自分次第。
    これからも協会を通じて、ファミリービジネスに前向きな方との出会いが増えていけばと思います。

 

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